子どもが思い切って挑戦する未来のために

今日は
私がなぜこの活動を続けているのか
その想いを聞いていただけたら嬉しいです。

私の原点は、高校時代。

一緒に練習していた仲間が
ケガによって競技を離れていく姿を
何度も見てきました。

でも
その時の私は何もできませんでした。

「自分に何かできることはないだろうか」

そう思ったことが
トレーナーを目指したきっかけです。

夢は叶い、
私は社会人サッカーチームの
トレーナーになりました。

ですが、そこで待っていたのは、
想像していた世界とは違う現実でした。

多くの選手が
どこかに痛みを抱えながらプレーしていたのです。

その中でも、
今でも忘れられない選手がいます。

サッカー選手として最も充実していた時期に
前十字靭帯を断裂。

辛いリハビリを乗り越えて復帰しても
以前のようには動けず、
30歳を前に引退を決断しました。

私は、その選手を救えませんでした。

「トレーナーになれば救える」
「技術を身につければ救える」

そう思っていたのに、
救えなかった。

本当に悔しかった。

でも、その経験が
私に大切なことを教えてくれました。

ケガは
その日に突然起こるものではない。

もっと前から
身体はずっとサインを出している。

実際にその選手も
小学生の頃から捻挫を繰り返し、
中学では腰痛も抱えていました。

もしジュニアの頃から
正しい身体の使い方を知っていたら。

もしジュニアの頃から、
ケアが習慣になっていたら。

もし周りの大人が、
身体のサインに気づけていたら。

未来は変わっていたかもしれない。

そう思ったんです。

だから私は、
社会人選手を支えるだけではなく、

ジュニアの時代から、
ケガを予防できる環境をつくろう
と決めました。

そして、多くの親子と関わる中で
もう一つ大きな気づきがありました。

それは、

どれだけ良い治療をしても、
どれだけ良い指導をしても、

親には敵わないということ。

なぜなら、
親は毎日子どものそばにいるから。

ケガ予防の主役は、
医療者でも、指導者でもなく、
「家庭」にある。

子どもたちは本来、

「楽しい!」
「もっと上手くなりたい!」
「あの技ができるようになりたい!」

そんな純粋な気持ちで
スポーツを始めます。

でも成長するにつれて、

親や指導者の期待
結果へのプレッシャー

いつしか、
「自分がどうしたいか」よりも
「期待に応えなければ」
が優先されてしまうことがあります。

本当は痛い。
疲れている。
休みたい。

でも、

レギュラーを外されたくない。
試合に出たい。
期待を裏切りたくない。

そんな思いで
無理をしてしまう子どもたちがいます。

私は、
そんな子どもたちを減らしたい。

そして
子どもが思い切って挑戦するためには、
安心して本音を話せる場所が
必要だと思っています。

その場所が
毎日帰る「家庭」です。

「今日は痛い」
「少し疲れた」
「今日は休みたい」

そんな言葉を
否定されることなく受け止めてもらえる。

だから子どもは安心して身体を整え、
また前を向いて挑戦できます。

私は、

「挑戦する勇気は
 安心できる場所から生まれる」

そう信じています。

スポーツキッズがケガに悩まず
自分の可能性に挑戦できる世界をつくる。

そんな未来のために
これからも発信を続けていきます。

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